2017/11 1st week
2017/10/30-2017/11/05
の間で気になった調達をピックアップ
シリーズA
・蚊子动漫
(設立2017年/数百万元/表情包の作成ツール)
まず最初に表情包の解説ですが、
いわゆるラインのスタンプ的なものです。
中国のwechat(微信)ではスタンプがみんな自由に作れて、使えます。
そのため、スタンプを作る職人がいるんです。
つい最近も日本人のイラストレーターが表情包で有名になったニュース話題になってましたね。
(一晩で中国人1万人からフォロー。日本のオタク大学生をスターにした「表情包」とは)
で、これを簡単に作れるツールを作っている会社がこないだ資金調達しました。
シリーズB
・艾慢动漫
(設立2013年/5000万元/漫画の関連グッズ製造)
内容としてはそれほど目新しくないですが、中国勢もきちっとIPをとってグッズ販売始めているよという事で取り上げました。
またこのラウンドでビリビリが投資をしています。
周辺領域にマネタイズの幅を広めていくぞ、という姿勢でしょうか。
シリーズC
・丁盯智能
(設立2014年/1億元以上/スマートホーム機器の開発)
今のところ、スマートロックやスマートベル、戸締り管理モニター等を開発してます。
スマートロックは、指紋、bluetooth、パスワード、鍵の四種類で施錠が可能。
国内ではフォトシンスのAkerun、QrioのQrio Smart Lockなどが有名ですね。
鍵だけでなくトータルでスマートハウスを作っていく様な会社ですね。
シリーズCでは百度がリードで小米などが出資してます。
シリーズC+
・依图科技
(設立2012年/金額不明/AIセキュリティ)
主に画像認識のAIを開発しており、セキュリティサービスを提供してます。
ほかにも色んな商品開発してます。
すでに中国の様々な公安施設で使われているそうです。
防犯カメラから車の情報、プレートナンバーとかの読み取りに使っているとのこと。
このラウンドでは招商银行、セコイア中国等が出資。
ここら辺も中国勢のスピード感が感じられる領域になってきてますね。